可愛嶽突囲戦薩軍登山口


夜10時に出発・・
前軍・河野主一郎、辺見十郎太
中軍・村田新八、池上四郎
後軍・中島健彦、貴島清
全 軍の指揮は桐野利秋が担当。西郷は中軍に属し、別府晋介の狙撃隊に護衛されながら山を登り始めました。その数600人と云われています。
木を切り、草をなぎ払いながら6時間かけて中の越と云われる頂上に到着。18日の早朝になっていました。前軍が中の越から西方を眺めてみると、そこには旅団のテントがあり兵士達が寝静まっていました・・・辺見、河野らは「突撃しよう」と決断し、隊を揃えます。午前4時半、英国式のラッパを鳴らし、大刀を振りかざして旅団の陣地へ突入、官軍兵士らは薩軍の来襲に大混乱を起こし敗走しました。第一旅団長・野津鎮雄、第二旅団長の三好重臣などのお偉方も算を乱して敗走するという失態ぶりでした。