西南役戦没者慰霊碑


豊後大野市三重町赤嶺
 大原ツツジ公園の南側土手
 (三重町営大原弓道場南)
この周辺では5月29日に竹田を撤退した薩軍と、それを追撃する官軍との間で激戦が繰り広げられた地です。竹田陥落後、小野市まで退いた薩軍は軍議を開き「三重市に進出し、再度竹田を占領する」ことに決め、隊を派遣します。翌31日、薩軍は三重市に進出し竹田奪回の陣容と整えましたが、その竹田から官軍が来襲し、この周辺で戦闘が始まりました。
碑文より。「明治十年西南役の三重地方における戦いは激烈を極め、5月31日、三重市闘いで隊長村田成禮以下34名、6月17日三国峠攻防戦で守備隊長山田宗賢以下11名散華す。西南之役百周年迎え両軍殉没烈士慰霊のため、三重町史談会発起にて広く地方有志の援助を給わり、茲に碑を建立、名を記して、これを千秋に伝う」・・・とある。