三国峠は、大分県南部の豊後大野市三重町と佐伯市宇目(旧宇目町)との間にある峠で、最高地点の標高は664m。日本の百名峠、大分百景、及び、みえまち観光12名所に選定されている。
江戸時代に臼杵藩、岡藩、佐伯藩の3藩の境界に当たったことから、三国峠という名が付けられた。西南戦争では、激戦が行われた地のひとつで、薩摩軍の陣地を示す標柱や兵士の墓碑が残され、戦死者を祀る三国神社が建立されている。
案内板より
「…明治十年(1877)西南戦争に際して、西郷軍は三国、旗返峠の天候に拠って官軍に激しく抵抗した。しかし、六月十七日、官軍の猛攻をささえきれず戦死者の遺体を残して小野市、重岡方面に退却した。西南戦争後、旧塁に戦死者を祀る墓が建立され三国神社として信仰をあつめた」 とある。
三国峠へは、三重町中心部から国道326号線を南下、奥畑トンネル出口先より左折。 三国峠越えの峠道(旧道)へと入り、急坂な狭い道を進み登りつめた所。
山頂までは車で行けない為、途中で車を止め徒歩で行かなければならない。