熊本市川尻町;瑞鷹酒造前
(現在=今村家住宅)
明治10年2月15日大雪の中、大軍を率いて鹿児島を出発した薩軍は、2月20日に先鋒隊が川尻に到着し、次の日の21日には西郷隆盛も到着しました。西郷隆盛はこの本陣に「新政大総督 征伐大元帥西郷吉之介」の表札を掲げ、熊本城攻撃のための本陣を置きました。(碑文より)西南戦争の際、陸路熊本に向かった薩軍は、川尻に熊本鎮台攻略の拠点として本営を構えた。川尻の町は西郷隆盛以下、1万5千人余りに及ぶ兵で埋め尽くされたといいます。
この建物は本営として使われていた当時の姿を今もとどめている。